花粉症とは
花粉症とは、体内に入った花粉によって引き起こされる免疫反応です。スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみや鼻水、涙さらには肌荒れなどさまざまな症状を引き起こします。これらの症状が強く出過ぎるために生活の質が低下してしまいます。花粉症の症状を悪化させる原因としては、食生活の変化、腸内細菌の変化、空気中の汚染物質やストレスの影響などがあります。

花粉症がもたらす健康障害
花粉を異物と認識して引き起こされたアレルギー反応によってさまざまな症状が起こります。花粉症の主な症状は鼻と目に起こりますが、他にも全身にさまざまな症状を起こします。
■症状
鼻:サラサラした鼻水、突発的に繰り返すくしゃみ、鼻閉感
目:異物感、涙、目やに
のど:痛み、違和感
皮膚:肌荒れ
また、いずれも共通する症状としてかゆみが挙げられます。

花粉症の栄養療法
医学的にみると花粉症に効果がある食材はありません。そのため、基本的にはバランスの良い食事を心がけることが大切になります。しかし、症状を改善するというデータは十分にないものの、民間療法として使われている食材を紹介します。
①お茶
甜茶(てんちゃ)ポリフェノールは、アレルギーで生じるヒスタミンの作用を和らげる効果があると言われています。
②ヨーグルト
ヨーグルトを食べることで、腸内環境が改善されたという報告もあります。体内の免疫を担っていると言われる腸を健康に保つことで、アレルギー反応が抑えられる可能性があると考えられています。

花粉に負けない栄養レシピ
先で述べた食べ物以外で実際に活用できるレシピを紹介します。
サバ缶とキノコのキムチスープ

材料(2人分)
- さば水煮缶 140g
- キムチ 80g
- しめじ 100g
- もやし 100g
- 小ねぎ 適量
- 水 400ml
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- コショウ 適量
- ごま油 小さじ1
作り方
①鯖缶の汁を軽く切る。
②しめじは石づきを落としてほぐす。キムチは大きい場合は一口大にする。
③鍋に水、鶏がらスープの素、こしょうを入れて煮立てる。さらに☆の材料を加えて3分ほど煮る。
④器に盛りつけ、小ねぎを散らす。
まとめ

毎年悩まされる人も多い花粉症ですが、食生活を見直し、花粉症のもとであるアレルギーに対抗できるような食材を多く摂取することで、可能な限り症状を和らげたいものです。今回取り上げた食材はもちろん、レシピなども参考にして花粉に負けない体づくりを目指していきましょう。