五月病を乗り切ろう!

五月病を乗り切ろう!

「五月病」とは?

新年度から約1か月が経過し、緊張や疲れがピークに達するこの時期。五月病とは、5月の連休を機に張りつめていた糸が切れ、倦怠感や虚脱感など、軽いうつ的な気分に見舞われる症状のことをいいます。
以前は新入社員や新社会人に多く見られていましたが、現在は転勤や転職、部署異動など、春になり新しい環境に変わる人にも増加しています。
主な原因としては、必要以上に頑張ろうとすることで発生する疲労やストレスがあげられます。

五月病を予防するには?

ストレッチ

医学的な病名ではありませんが、症状が長引くと、うつ病にまで進行してしまう五月病。これを予防するためには、原因である疲労やストレスを溜め込まないことが大切です。
自分に合った疲労回復、ストレス解消法をみつけ、実践しましょう。
・運動をする
・趣味に打ち込む
・規則正しい生活を送る
・悩みを相談する

食事面で気をつけること

たんぱく質

1.セロトニンを摂取する
「セロトニン」は必須アミノ酸トリプトファンから作られ、「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並ぶ「三大神経伝達物質」の一つです。喜びや快楽を司るドーパミンや不安・恐怖・興奮を司るノルアドレナリンの働きをコントロールするため、気持ちや感情を安定させる作用があります。この作用により、幸せを感じやすくなるため、「幸せホルモン」とも呼ばれています。
セロトニンを生成する栄養素を含む食品である赤身の肉・魚、卵、さつまいも、バナナ、大豆製品、乳製品などの摂取が効果的です。

2. カフェインは控える
コーヒーや紅茶にはカフェインが多く含まれている場合があります。これらは脳を活性化させて集中力を上げるのにはとても効果的です。しかし、その副作用で脳を興奮させてしまい、ストレスや不眠、イライラの原因になってしまうこともあります。カフェインの摂取は適量を心がけ、夕方以降は摂取を避けることをおすすめします。

3.いつもより彩りを意識してみる
色は思っている以上に私たちの心の働きに影響を与えます。例えば、食卓における赤色やオレンジ色は食欲増進の効果があるといわれています。 いつものグリーンサラダにひと工夫加えて赤やオレンジ、黄色のミニトマトを飾ってみるなど、色彩を意識して、気分を上げていきましょう。

4.甘いもので自分にとってのご褒美を
「セロトニン」は甘いものを食べたときにも分泌されます。普段は我慢して控えている場合でも、食べることでほっとしたり、幸せを感じられたりするなら、思いきって食べてみましょう。時にはご褒美を与えて、自分を甘やかすことも大切です。

ケーキ

今回は、普段のちょっとした工夫で、五月病の予防につながるポイントをいくつかご紹介しました。憂鬱な気分を変えるために、いつもの食事を少し意識してみませんか。適度な休息とおいしい食事を取り入れることで、五月病を乗り切りましょう。


Related Posts

朝食を食べて健康な一日に!

朝食を食べて健康な一日に!

朝食を食べない現状について みなさん朝食はしっかり食べていますか。近年20~40歳代の朝食 […]

プロテインの摂取量と飲むタイミング

プロテインの摂取量と飲むタイミング

どれくらいたんぱく質が必要なのか? 身体を変えたいなら、男女とも1日に体重1㎏あたり1.8 […]



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です