夏の暑さが続くと、疲れがたまってなかなか抜けてくれませんよね?実は、食べ物に含まれている成分に疲労回復が期待できるものがあるのです!!そこで、成分と食材を3つご紹介します。
ビタミンB₁
ビタミンB₁はご飯やパンに含まれる糖質をエネルギーに変換することで疲労回復を促します。ビタミンB₁が不足すると、エネルギーに変換することができなくなってしまいます。それによって体は、疲労物質を産生し蓄積してしまうことで疲労の原因となるのです。不足すると、倦怠感や食欲不振、筋肉痛、むくみなどいろいろな症状が出てきます。よってビタミンB₁が十分な状態であると効率よく糖質はエネルギーに変換することができ、疲労物質もたまりにくくすることで疲労回復効果を期待できます!!
~主に含まれている食品~
肉(特に豚肉)、魚(特にうなぎ)、玄米、全粒粉などです
クエン酸
この成分は、筋肉の部位における疲労物質“乳酸”の濃度を低くする役割を持っています。運動をした後にこの成分はたまりやすく、その状態の時にクエン酸は体内の乳酸成分の分解や体の古い成分と新しい成分を入れ替える作用“新陳代謝”を助けてくれるはたらきを持ちます。加えて、体内に入ったミネラル成分を効率的に吸収して、疲労回復成分を分解して、蓄積するのを防ぐ働きもあります!
~主に含まれている食品~
柑橘類、梅干しなどです
夏野菜
成分ではないですが、疲労回復には夏野菜を食べるとよいとされています。夏野菜には疲労物質の増加を防いでくれる抗酸化作用の働きを持ちます!色が鮮やかなほど抗酸化作用に優れているのです!選ぶ際に色も参考にしてみてくださいね!!
~主な夏野菜~
きゅうり、トマト、ナス、パプリカ、カボチャなどです
これまで紹介した成分や食べ物は疲労回復の効果が期待できるため、ぜひ取り入れていただきたいですが、まずはバランスの良い食事を意識し、バランスの偏りがない食事を意識して食べましょう!!
~疲労回復に効果抜群!レシピの紹介~
疲労回復に効果のあるビタミンB1が含まれている、豚肉を使った簡単なレシピを紹介します!
豚肉の南蛮炒め
材料(1人分)
- ネギ…1/4本
- ピーマン…1個
- 豚ロース…100g
- 片栗粉…大さじ½
- ごま油…大さじ½
- (A)
- しょうゆ…大さじ大さじ1弱
- みりん…大さじ1弱
- 酢…大さじ1弱
作り方
ネギは斜め薄切り、ピーマンは縦半分にして細切りにする
豚肉は1口大に切り、片栗粉をまぶす
フライパンにごま油を中火で熱し、②をほぐしながら炒めて8分ほど火を通す
①を加えて強火にし、1分ほど炒める
(A)を加え3~4回混ぜて完成
暑さによる疲労を吹き飛ばし、元気に夏を乗り越えましょう!!