魚は体を作るタンパク質や骨や歯の元となるカルシウム、認知症予防や抗アレルギー作用があるDHA等他にも様々な栄養素が含まれています。しかし、魚が苦手な人も多いと思います。その理由として「骨がある」や「面倒くさい」等がよく挙げられます。そこでその原因を最初から調理によって取り除いて販売している骨抜き調理済み魚を紹介します。
手軽にすぐ買うことができる骨抜き調理済み魚
①魚を骨なしキューブ型の一口サイズにカットし、下ごしらえ済みで冷凍販売されている調理済み魚の紹介です。和・洋・中、どの料理にも使うことができます。手間がかからないので、忙しいけれど魚をお子さんに食べさせたいお母さんや、魚が苦手なお子さんにもお勧めです。しかも、家では魚をキューブ型に切ることはないですよね?なので、面白い形に興味を持って食べようとしてくれる可能性大です!
②手作業で骨を取り除き味付け加工した商品は、最近各スーパーの独自ブランドでよく目にすることがあります。子どもに限らず魚が苦手な人の理由ランキングの上位に必ず挙がってくるのが「骨があるから」という理由。そんな声から開発された商品が最近増えてきていて、甘めの味付けで幅広い世代に食べてもらえるような工夫を施したり、臭みを消す調理をしたりなど「食べやすい」を追求した商品が生まれています。しかも、食べるときには湯煎で食べる分だけ手軽に食べることができるものも増えています。商品には「骨とり」や「骨抜き調理済み」などわかりやすく表示されているものがほとんどなので探してみてください。
魚を食べるメリット
魚に含まれる主な栄養素や成分を具体的に挙げると、タンパク質やビタミン(D、E、B12)、必須ミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)、また、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)という不飽和脂肪酸などがあります。不飽和脂肪酸は健康に欠かせない栄養素ですが、体内ではほとんど作られないため、食事で摂取する必要があります。そして、魚に含まれるこれらの栄養素を摂取すると、様々なメリットがあります。
不飽和脂肪酸は、血液をサラサラにし、コレステロール値を下げ、善玉コレステロールを増やしてくれる効果が期待できます。その結果、脂質異常症や高血圧、動脈硬化、心疾患、脳血管疾患など、生活習慣病の予防ができ、記憶力や学習能力を高めたりする効果があるといわれています。また、ビタミンB群には疲労回復の効果が、鉄分には貧血や肌のくすみを改善してくれる効果が期待できます。
不飽和脂肪酸は、焼く、煮る、揚げるなどの調理をすると脂が溶け、摂取量が減ってしまいます。そのため、お刺身など生で食べることをおすすめします。
魚の臭みをとっておいしく食べよう
酸性の調味料、食材と調理する。
臭みの原因物質はアルカリ性の物質と反応して中和されるため、嫌な臭いを感じにくくなります。
魚を煮るときに少量のお酢を加えることや、梅ソースやトマトソースにつけて一緒に食べる方法もあります。
鯖の竜田揚げ~トマトソースがけ〜
材料
- 鯖100g
- 片栗粉大さじ1
- 油大さじ1
- トマト100g
- 玉ねぎ25g
- 塩適量
- パセリ適量
作り方
1.鯖に片栗粉をまぶし、油で揚げ焼きにする。
2.みじん切りした玉ねぎとトマトを鍋で煮て塩で調味する。
3.竜田揚げをお皿に移し、トマトソースをかける。
4.お好みでパセリを振りかける。
さっぱりとした酸味が匂いを感じにくくするとともに、揚げ物をあっさり食べることができます。